2009年10月31日土曜日

『Hanako FOR MEN』に見る、あたらしい価値観、かっこよさ。

この前、本屋に行ったらこんな雑誌が出ていました。

自分が知る限り、初めてのナチュラル系メンズ雑誌です。
思わず買ってしまったんですが、雑誌の目次ページを見たらこんなことが書いてありました。
実は『Hanako』の男子読者が増えつつあり。「ガンバリ過ぎないギラギラしてない男性誌がいい」「ないから作ってほしい」。行く先々で出会う男子からの応援に背中を押されました。
どうやらこの雑誌の創刊は読者からの要望で出来たみたいなんですね。
5月頃にtwitterで「ナチュラル系のトーンで男向けの雑誌を作ったら行ける」と呟いたんですが、
それが正に現実になってまして、やっぱり来たかという感じでした。
同じ目次のページには、想定ターゲットについても書いてあります。
読者は「30歳前後の働く男子部」。でも実のところ趣味や感性が合えば年齢はどうだっていい。爽やかで、さりげなくて、ゆるくて、でも、こだわることにはこだわる。仕事を楽しむ。同じように自分のライフスタイルや価値観も大事にする男子。
すごく草食男子的です。
こういう人ってやっぱり最近増えている気がしていて、僕の周りでも非常に多いです。
雑誌の中身も、カフェの紹介とか観葉植物とか料理のレシピとか、そんな感じ。
なんというか、「かっこいい」の価値観が明らかに変わってきている。
個人的に思い当たるところを列挙してみます(思い出したら追加するかもしれません)。
  • 本が好き
  • カフェ、本屋、図書館など、落ち着いた場所が好き
  • 料理が好き、あるいは出来た方がいいと思っている
  • 無印良品が好き
  • エコやロハスなど、地球にやさしい生き方
  • 写真を撮るのが好き
  • アートやデザインが好き
世の中の嗜好が細分化していると言われて久しいですが、
上記のような価値観はある程度いろんなジャンルの人に共通している気がします。
「草食系男子」が現れたのも、恋愛云々だけでなくもっと大きな動きの一つの表れ方に過ぎないと思うのです。
そういう価値観の人々がどういう消費をするのか(あるいはしないのか)というのは、
ビジネスに関わる人は気にしておくといいんじゃないでしょうか。

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