2009年10月31日土曜日

米書店Barnes & Noble 発表の電子書籍端末、nookがかっこいい。

今月20日、米書店大手のBarnes & Nobleが、nookという名の独自の電子書籍端末を発表しました。
これがなかなかどうしてかっこいい。
まずは以下の動画をご覧ください。

3GWiFiネットワークや下部のカラー液晶、Android OSベースなどの端末の魅力もさることながら、
今回のデバイスで最も面白いポイントはリアルとの連携のさせ方だと思います。

まず1つめは、本を友人に「貸す」ことが出来るという点。
nookは最大14日間、電子書籍を貸すことができます。
しかも貸す相手のデバイスはnookでなくてもOK。
iPhoneやiPod、Blackberryなどの一部のスマートフォンに対応しています。

もう1つが、店舗との連携。
こちらは実際の店舗内であれば、販売されている全ての電子書籍を立ち読み出来るとのこと。
端末の販売も店舗でするそうで、実際の店舗がかなり重要な役割を果たしていることが分かります。

これらの「貸し」たり、「立ち読み」したりというのは、
デジタルからの発想の場合、無くてもいい機能のはずです。
デジタルであればコピー・複製は容易ですし、
店舗外から立ち読み出来るようにすることも可能だったはず。
しかしながら、あえて今まで実際の本でやっていたことを
機能として同じように実装するというのは面白い試みです。
著作権の議論をクリアするためには、このように今までの習慣をメタファーにしつつあえて制限を設けることが今後もポイントになりそうです。

このnook、すごく気になるところですが、やはり日本での発売は難しいのでしょうか。
Amazon Kindleの時のように、Tadがレビューしてくれるといいのですが。笑

以下、公式ページです。
http://www.barnesandnoble.com/nook/index.asp

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