2011年9月30日金曜日

僕らがTwitterよりもFacebookを使うようになってしまった理由

1年前、Twitterが大好きでした。
一方、Facebookはあんまり好きじゃなかった。
だからもちろん、Twitterの方がよく使っていました。
それが今では、圧倒的にFacebookを見る頻度が増えてしまった。
その原因って何だろう、ってのをちらっと考えてみる。

自分の例で考えると、Facebookの方が多く利用するのは、TwitterよりもFacebookの方が友達からレスポンスがつきやすいから、ということに尽きます。
例えばTwitterとFacebookに同じ時間に同じ投稿をしても、Facebookではレスが付くのにTwitterでは付かないということがよくある。
もちろんTwitterよりもFacebookの方が、繋がっている人の中にリアルな友人が多いということも理由のひとつではあるでしょう。
ただここで僕がもう一つ指摘したいのは、情報の出し方によってもかなりコミュニケーション量が変わってくるということです。

自分の投稿に友達からのレスポンスがつくに至るプロセスは、
自分が投稿をする > 書き込みが友人のフィードに表示される > コメントをつける
という流れになるはず。つまりそれぞれの数値で表すと、
投稿数 > 表示数 > コメント数
となる。ひとりのユーザーが見るフィードはせいぜい2〜3ページで決まっていると考えると、一人あたりの表示数は固定と見ることが出来るでしょう。
ここで書き込み数と表示数を固定としてコメント数を最大化するためには、表示数に対してのコメント数(コメント率)を最大化することが必要になります。つまり、ユーザーがコメントしたくなるような投稿をいかに多く表示するかが、コミュニケーションの量を増やすポイントとなってくるわけですね。


その点で、FacebookとTwitterの大きな違いが、これです。


Twitterがタイムラインと呼ばれる純粋に投稿時間順に並べられたフィード表示になっているのに対して、Facebookはその人と関係がありそうな投稿を並べる「ハイライト」という機能があります。
「最新情報」を選べばTwitterと同様の投稿時間順の表示にすることも可能ですが、基本的には「ハイライト」がデフォルトとなっています。
これがFacebookの一つの強みではないでしょうか。

もちろん投稿時間順の表示にも利点はあります。
この点ではFacebookはTwitterの真似をしてきたと言ってもいいでしょう。

そして先日、Facebookは「ハイライト」と「最新情報」を統合した、新しいNews Feedを発表しました。まさに上記リンクの記事にあるように、関心があるものをより多く、そうでないものをより少なく表示」しようとしているのです。
また新機能のTickerは、友人のリアルタイムなFeedだけを別の場所に表示するものでした。Facebookは、コメント率を最大化する表示と投稿時間順の表示の2つをそれぞれ別の場所に置くことで、双方のいいとこ取りを実現しようとしている、そんな風に思えた今回の発表でした。

3 件のコメント:

  1. 私個人的なアレですが、1〜2年前にtwitterにハマる → Like!ボタンがある(レスがもらいやすい)facebookにハマる → Boxcar & ふぁぼりふぁぼられを覚えてtwitterに戻る ← いまここ

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  2. おーみやしょー先生!
    Boxcarってそんなに使いやすい?
    Twitterでもメンション飛んだりすると見るんだけどね、普通のTweetってだんだん質が下がってきてる気がするんだな。

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  3. Boxcar素晴らしいよ!仕事の邪魔にしかならないから入れないことをオススメする!(褒め言葉)

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