2009年6月4日木曜日

新聞社・出版社の人たちは紙メディアの凋落をどう見てるのだろう。

米国の新聞業界における広告売上が本気で危ないことになっています。
http://jp.techcrunch.com/archives/20090602from-terrible-to-terrifying-newspaper-ad-sales-plummet-26-billion-in-first-quarter/

日本は元々新聞大国だからここまで行くにはもう少し時間があるような気が(個人的には)しますが、それも時間の問題かと思います。
また、昨年は国内での雑誌の「休刊」が相次ぎました。
国内に限って言うとこちらの変化の方が新聞よりも早く訪れたという印象です。

私の知っている限り、同年代で新聞社・出版社に入社された知人・友人の方々はみんな優秀ですごい人ばかりです。
これまでマスコミと言えば人気業界でしたし、大手であれば給料もかなり貰える状況でした。
然しながらこの調子で紙メディアの売上が落ち続けたら、給料は落ちるばかりだと思います。
最近でも朝日新聞のボーナスが40%カットになるのではないか、という噂が流れました。
http://www.j-cast.com/2009/05/23041592.html

上に居座っている「偉い」人々は、年齢的に逃げ切れる人も多いです。
彼らは今のビジネスモデルを変えずに、痛みを感じずに、最後まで高い給料を貰い続けることを望むのだと思います(すみません、実態は知りません。憶測です)。
でも自分達の代はそうは行かないはずです。
そうなった時に新聞社・出版社の方はやめるのでしょうか。或いは給料が下がっても働き続けるのでしょうか。
それとも、別のビジネスモデルを発明して会社を生きながらえさせるのでしょうか。

新聞社・出版社の人達はその辺りをどう考えているのかを、すごく知りたい。
「ネットが収益を奪う」とか凄くナンセンスだと思うのです。
個人的には無くなってほしくないのです。形を変えて生き延びてほしいのです。
俺ら若手世代も、次のモデルを考えたりしましょうよ。
ということを強く言いたいし、出来れば新聞社・出版社・ネット業界を集めてそういう話がしたい。

1 件のコメント:

  1. 新聞社・出版社・ネット業界の社会の中での存在価値,を考えてみればよろしいかと.

    新聞は,かつては,情報を集めて,紙で配ること,が存在価値であり,そのためのお金を得ていた.配ること,に価値があったため,チラシを入れる,などの付加価値も付けられた.しかし,情報を配ることがInternetで行えるようになったため,配ること,の価値がなくなった.故に,新聞が成立しなくなってきている.

    では,配ること以外でご指摘のメディアが生き残る方法はあるか? 存在価値はあるか?

    比喩として,人,ものを運ぶための手段としての籠が,他の手段が出てきたために消滅した,存在価値がなくなった,ということを考えてみればいいかも.

    個人的には,情報ソース,情報元から,Internetを通して直に情報が流れるようになったため,情報を流す,という意味でのメディアの存在価値は無くなる,と思っております.

    では,メディアが存在価値を持つのはどんな場合でしょう?

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